【アンケート結果報告】「各市区町村の各保育施設の補助金制度について」アンケート調査結果報告書


先日皆さんにご協力頂いたアンケートの集計・分析が終わりました。回答数は短期間でしたが60人の方にお答えいただきました。誠にありがとうございました。

今後の動きとして、今月中に議員の方々に協力を頂き、陳情等の作成・提出を目指します。この集計が少しでも誰かに役になればと願って今後も努めてまいります。引継ぎ、ご意見・ご協力よろしくお願いいたします。

報告は以下をご覧ください。

※本報告書はPDFファイルでもご覧いただけます:
https://drive.google.com/open?id=11X3CTD50BEnfHrUEU6Q2hJzJNObhVoh3


【目次】
0.目的、調査期間、対象者、配布方法、回答者数
1.アンケート回答の内訳
2.東京都認可保育園対策一覧
3.自治体から運営補助について
4.「その他」の悩みから見えるもの
5.子育て×政治座談会からの提言
6.謝辞、本調査に関する問い合わせ先

0.目的、調査期間、対象者、配布方法、回答者数

【目的】

下記①~③を把握し、統計・可視化する。そして各市町村の議員に結果報告書を提出する。
①各区市町村から登園体制の要請について(2020年4月6日時点、2020年5月3日時点)
②各区市町村から支給予定の補助金について
③保育施設職員の困り事や悩みについて

【期間】

2020年5月1日~2020年5月6日

【対象者】

東京都23区その他市町村、神奈川県横浜市、千葉県千葉市の保育施設職員(幼稚園・認定こども園を除く)

【配布方法】

・SNSやHPでの掲載・告知

【回答者数】

60名

1.アンケート回答の内訳(回答数:60)

(1)解説

・解答60人のうち、特に認可保育園の保育者から多くの解答を得た。一方で、認証・認可外からの回答は約30%に留まった。
・回答者の所在地は、東京都大田区、神奈川県横浜市が特に多く見られた。
・東京都23区は、全てではないがさまざまな意見をもらうことができた。東京23区外は、そこまで多くの回答を得られずにいる。一方で対象地域ではないが、埼玉県、静岡県からも回答を得ることができた。
・5月1日~6日までの短期間であったが、補助金や困ったことの自由記述欄には様々な意見を得ることができた。(詳細は後述する)

表1:回答者内訳

表2:回答者所在地

今回アンケートを届けられなかった自治体 …… 千代田区、台東区、中央区、新宿区、荒川区、品川区、北区、墨田区、目黒区、稲城市、羽村市、奥多摩町、国分寺市、狛江市、三鷹市、小金井市、昭島市、瑞穂町、清瀬市、西東京市、青梅市、多摩市、町田市、調布市、東久留米市、東村山市、日野市、八王子市、府中市、武蔵野市、福生市、立川市、檜原村

2.東京都認可保育園対策一覧

(1)解説

・アンケートの解答を特に多く得られた東京都の認可保育園の対応について下記の表にまとめた。解答がなかった区市町村に対しては、各ホームページを確認した。
・特に回答が多かった東京都23区は、4月9日(表3)→5月3日(表4)の対応の変化をまとめた。東京都23区外は5月3日のみ作成した(表5)。
・東京都区市町村の対応は「自粛要請」、「原則休園」、「臨時原則休園」、「臨時休園」という対応が見られた。このような各区市町村の対応には様々な意見が寄せられたので後述する。

表3:東京23区認可保育園対応表(4月9日現在)

表4:東京都23区認可保育園対策一覧(5月3日現在)

表5:東京都26区2町1村認可保育園対策一覧(5月3日現在)

3.自治体からの運営補助について

(1)解説

・「自治体から支給予定の補助金はどのようなものがありますか?(告知日も記入してください)」という質問には、以下のような内容が見られた。
・解答の多くが「未回答」、「なし」、「不明」だったのは、解答した多くが経営者ではなく、クラス担任のような保育士が中心だったと考えられる。
・解答数は少ない質問だったが、「感染予備品の補助金」、「保育料の日割り」、「運営費の全額支給」の解答は、興味深い内容が多く見られた。(詳細は後述する)

表6:回答内訳(補助金)

表7:回答者割合(補助金)

(2)自由記述

新型コロナウイルスの中で自治体から支給予定の補助金について
・「自治体から支給予定の補助金はどのようなものがありますか?(告知日も記入してください)」という問いにに対して、任意で解答してもらう。
・最後に「まとめ」として、「保育料」、「人件費」、「補助金」それぞれの記述を分析した。

<江戸川区・東京都>
[認可] 1 対象児童 江戸川区内の認可保育施設を利用する児童 2 期 間 令和2年4月8日から5月6日まで 3 保育料について 本区在住の0歳から2歳児クラスの児童で新型コロナウイルス感染症の拡大防 止に協力するため登園を自粛した世帯及び休園により登園できなかった世帯は、 保育料を日割りとします。 なお、詳細については、別途ご案内をいたします。 ※ 5月7日以降については、今後の状況を見極め検討してまいります。 告知日→4月8日。上記に伴う保育料減収での収入減についての 話は現時点まで特に聞かされていません。 8日にこの処置が通達された日に上司からは ボーナスカットになるかも知れません、と 話がありました。
<練馬区・東京都>
[認可] 2020/3/13:予算調査 上限50万円で感染防止用の備品等への補助金
<大田区・東京都>
[認可] 通常補助金のみ
[認可] 登園自粛で休む場合保育料金の返還は行うとの通達あり(4月7日告知)。補助金のなどの告知は今のところ無し
<足立区・東京都>
[認可] 今までと変わらず
<豊島区・東京都>
[認可] 補助金の支給はなし。ただし休園中は保育料なし、登園自粛要請が出ている場合は保育料は登園日に応じて日割り計算。
<杉並区・東京都>
[認可] 運営費などは、変わらず出ます。3/31までで衛生補助費50万まで補助金支給。4月もやって欲しかったです。
<文京区・東京都>
[認可] コロナ感染症対策による備品購入の補助金(4月上旬)
<中野区・東京都>
[認可] 自粛に伴う保育料日割り返金
<渋谷区・東京都>
[認証] ベビーシッター利用料金助成制度
<世田谷区・東京都>
[認可外] 在宅勤務でも従来通りの給与を払っていると補助金が下りるから、出勤簿に在宅勤務と記入してほしいと園長が言っていました。詳しいことはわかりません。すみません。
<小平市・東京都>
[認可] 自粛に伴う保育料日割り返金
<川崎市・神奈川県>
[認証] 通常の認定保育園向の補助金のみ支給。消毒等に対する補助金が出ると聞いたが、申請後音沙汰無し。
<横浜市・神奈川県>
[認可] 自粛に伴う保育料日割り返金(鶴見区)
[認可] コロナ関連でかかった費用の50万は助成される。しかし、期間はかなり短かった。ちなみにうちの園は空気清浄機を購入。
[認可] 毎月支払われる委託費、補助金以外は無し
[認証] 3月15日 感染症予防の備品費(空気清浄機、加湿器、マスク、消毒液、使い捨て手袋)

(3)まとめ

【1】保育料について
[認可] 利用しない場合は、保育料の返還をするなどしてもらわないようにしていた。
[認可] 登園した保護者も日割りで対応するなど柔軟な姿勢が見られた。

【2】人件費
[認可] 保育料の減収によって、ボーナスカットされる記述が見られた。今後認可保育園の補助金がどのようにカットされていくかは見ていく必要がある。

【3】補助金について
[認可] 概ね委託費や補助金には変化が見られないようだ。ただ感染予防のために、備品等の購入に補助金が出されたという記述が見られた。これは一律に出たものなのか確認する必要がある。また杉並区は3月31日まで、文京区は4月上旬まで出たようだ。3月までしか出ないのは少ないという意見も目立つ。今後はこのような感染予防関連の補助金を増額することを求めていいように感じる。
[認可外] それぞれの園ごとの補助金ついて書かれている。渋谷区認証はヘビーシッター利用料金助成制度があるようだ。横浜市は認証に対してコロナ対策補助金が出ているが、川崎市は現時点で出ていないようである。同じ認証でも自治体によっては補助金を活用できていないことも考えられる。世田谷区の認可外では、在宅勤務の場合補助金が降りるようだ。

4.「その他」の悩みから見えるもの

(1)解説

・解答の内訳は以下の通りである。内容は多岐に渡ったが、特に行政への対応の不満が多く見られた。(詳細は後述していく)
・解答者の多くは認可が中心であった。一方で、認証・認可外でも興味深い解答があったので後述していく。

表8:困ったことの内訳

(2)自由記述

新型コロナウイルス対応についてその他、困ったこと
・「その他、困ったことや悩みなどはありますか?」という問いに対して、任意で解答してもらう。
・重複した回答を抜粋し、それ以外の全ての内容について記載した。
・声を拾いやすくするため、「子ども」、「家庭」、「就労・園経営」、「感染対応」、「行政の対応」とカテゴリー分けをした。

【1】 子どもについて
[認可] 子ども達がどうなっているか心配
[認可] 自粛している子どもたちへの支援方法
[認可] コロナ終了の基準と、通常保育開始時の慣れ保育なしの保育が不安。子どもの人生にも少なからず影響してくると思う。

【2】家庭について
[認可] シングルマザーで働いています。娘は中学生なので日中は1人で留守番です。小学生や幼児を子育て中の場合は、祖父母又は父親が在宅でも時短など配慮がありますが中学生は外されてしまいます。(園によって基準が曖昧なのが問題だと感じます。)短期間なら、と踏ん張ってきましたが先が見えない今、シングルの父親、母親への配慮を社会全体で考えて改善して頂きたいです。シングルマザーの看護師が1人娘にあてた遺書、というSNSが一時期、美談として話題になっていましたが、本来そんな事はあってはなら無い。子どもが覚悟を決めることでは無いと感じました。
[認可] 育休中だから自粛できたものの仕事始まったら保育園行かなきゃならないから、不公平。
[認可] 保育園が休園していて復職のメドが立たない。
[認証] 都外から電車通勤のため、5月中に園が再開した場合、感染リスクを高めてしまうのではないかと心配。緊急事態宣言が発令されてから2日間は園を開けていたが、育休中の家庭や在宅勤務の方で登園自粛に応じてもらえなかった。
[認証] 児童相談所からききとりがありました。自粛の影響で、両親が掴み合いの喧嘩になり、警察に通報されたそうです。
[認証] 自粛の家庭は家庭で悩みがありましたね。登園している家庭、在宅勤務でも登園させていて、現場の先生達が休むように園長から言ってくれと言われたり、園長は、通常の業務以外の対処に追われ、在宅勤務の対応も加わり、八方ふさがりです。

【3】就労・園経営について
[認可] 自粛要請や在宅と言われてるが、自粛は有給扱い、在宅は目で見て分かるものをする物と言われており、自粛に関しては子育てしてる、私たちからにしては、有給は使いたくないのに、有給なのは、どうかと思う。特別休暇はないのか?また在宅も仕事が限られている。限界もあるので、目で見て分かるものと言われても難しい。その回数も増えるので、困る。
[認可] 4月は2日在宅勤務があった。在宅が続くと有給が無くなり、仕舞いには給料が天引きされるのではと心配もしたが、我が園(社)では院内保育もしているので、そこのスタッフから、他園の在宅勤務が不公平だとクレームがあった様で、5月から在宅が無くなり、あれだけ子どもの人数に対して大人が多いとなんだかんだと本社は言ってきたのに、全員出勤となりました。もしこれで職員誰かがコロナに感染したらどうするつもりなのか。 院内保育と保育園はどうしても同じに考えるのは難しいと思っていて、其れを本社側が説得できず、流されている事に残念。また、私達も命をかけて保育していると言う事で多少の補助金や給料の上乗せはあって然るべきだと思う。 また、感染予防は出来る限りしている。1日数回のおもちゃの消毒、園内の清掃消毒。。しかし寄り添ってくる子どもたちを、ただでさえ不安定な環境下であるのに、3蜜を懸念して突き放す事はできないし、クラスの広さから1人2rm離して保育をするのは不可能。矛盾だらけ。 また、いつも思うけど保育士って影が薄い。仕事も軽視されがち。叩く時だけ散々叩いいておいて本当にもっと給料面も含めて考え直して欲しいですね。文句ばかりすみません。
[認証] 4月入園の園児のキャンセルや延期、説明会の開催が難しいなど
[認証] 小学校の保護者である職員達の欠勤が続き出勤の見込みがたたない。一部の保育士に負担がかかっている。経営者である園長は13時間労働。
[認可外] パートのため在宅勤務ができず、毎日仕事に行っている状況です。このような状況なのでみんなが自粛しているなか職場にいって仕事をしないと賃金がもらえないので、パートでも在宅勤務ができるようにするor休んだ分の賃金補助があればいいのにと思います。
[認可外] 保育士の在宅勤務の内容が難しかったり、簡単ですぐ終わるものだったりして人によって在宅勤務の濃さが違う
[認可外] 4月は一度も登園していない家庭からも従来通りの保育料をいただいた。5月は登園しない家庭は在籍料という形で約5割の保育料を支払う形になったが、保育料と職員の給与保障のバランスが難しい。

【4】感染予防について
[認可] 3密が防げない感染リスクが高い中で保育園を開所する心的ストレス。
[認可] 電車を利用する職員の感染リスクを考える心的ストレス(職員本人、運営者ともに)。
[認可] 保育士の感染リスクに対するストレス
[認可] マスク、液体石鹸、消毒液(手指、設備、玩具用)は定期的に支給してほしい。
[認可] マスク・体温計の不足
[認可外] 表情でやりとりができない為、マスクはしていない。時々心配になる。

【5】行政の対応について
<練馬区・東京都>
[認可] 保護者に自粛を求める心的ストレス。(勤務先への自粛要請文、休業補償等を自治体から発信してほしい)
[認可] もし感染者が出て、臨時休園になってしまった際、真に保育が必要な家庭の行き場がなくなる。(自治体の対応策が不明確な状態)
[認可] 原則開所なので、もし感染者および、そこから死亡者が出た際の責任の所在について悩んでしまう。
[認可] 送迎を玄関での引き渡しにしようと考えているが、延長保育等も考えると職員の体制確保やシフト調整が難しい。(自治体から人的支援がない)
<大田区・東京都>
[認可] 登園自粛要請の持つ意味が曖昧で、線引きが難しい。あくまでも要請で、無下に断ってはいけないと追加で示され、そうなると、さらに難しくなった。認可では園ごとの判断ではなく、自治体に申し込んでそこの判断にして欲しい。保育することより 受ける、断るの判断に神経が磨り減る。預け先がなく困る家庭があることは十分理解できるが、保育園を開けろと言うなら、必要物資をまずは支給して、感染者が出た場合に備えた消毒用品も支給して、その上での開園要請とするべき。 マスク、アルコー ルの調達も、登園児童の調整も行い、感染者が出れば自園で消毒せよ、どれだけ保育園に重荷を背負わせれば気が済むのかと思う。
[認可] 緊急事態宣言の延長についての告知が遅いので今後の見通しが立たない。 休園ではなく登園自粛の為有給や欠勤扱いになってしまう事。(休園で休みの場合職場の方で補助申請などが出来るが自粛での欠勤なので受けられない。)
[認可] 登園自粛だと、考え方に違いが出てきて預けたい人は預けている。産休中、育休中の保護者は預けたがる。
<豊島区・東京都>
[認可] 育休延長の対応が非常に遅く(3/30に延長が認められたため4/1時点で知らない方も多かった)、会社との交渉が大変だったこと。保育料についても自主的な登園自粛は免除にならないため、3月から登園自粛されている方は損している(保育園から個別に第2子以降の育休中の方は登園自粛をお願いされていたにも関わらず)
<杉並区・東京都>
[認可] 杉並区は原則臨時休園と言いながら実質は登園自粛要請です。特別保育のお願いの保護者からの文書フォームすらない。保育が必要と言われたら受け入れるようにとのこと。すなわち、今までの保育と変わりがない。自治体がなにがしたいのか分からない中、現場に丸投げされている。
[認可] 求職活動という要件で入園された方の期限が6月末までです。コロナ禍で求職活動は無理だから、期限を伸ばすべきだと思います。文京区はすでに9月まで伸ばしました。
<板橋区・東京都>
[認可] 緊急事態宣言を伸ばすなら、自粛要請の開園ではなく、休園にしてもらいたいです。第一は、子どもたち、出勤する園の職員たちのリスクを減らしたいと思っています。
<中野区・東京都>
[認可] 自治体の意思決定が遅すぎる。
<江東区・東京都>
[認可外] 休園中の保護者負担分の保育料は返還するため、できればその分助成してもらいたい(認可外の中でも認証保育園には助成あり)。休業していても、都からの協力金の対象にもならない。企業主導型保育園です。
<東大和市・東京都>
[認可] 自治体によるバラツキな対応
<武蔵村山市・東京都>
[認可] 市からの登園自粛要請が弱い。その為保護者も、仕事を休めない。
横浜市・神奈川県>
[認可] 連絡が遅い。手紙が配布できない。(登園していたいため)給付費の変換が園任せ。自粛に強制力がない。テレワークの扱いが親任せ
[認可] 現在は両親ともに該当する職種の方の登園は認められていますが、実際はどちらかが家にいる状態で子どもを朝一から最後まで預けたり、在宅だけど、子どもがいると仕事ができない、父親は家に居るが子どもを毎日家でみれないと言って登園していきます。 私たち保育士は保育をすることが嫌な訳でも、休みたい訳でもありません。とにかく感染のリスクがある中、子ども達だけでなく、保育士やその家族、大切な人を守らなければいけないという重圧に毎日苦しめられている事が辛いです。 保育士、保育園というワードは今、医療従事者の方の子どもの登園を拒んだとして人権を侵害しているという報道をあちこちでされている中、何を訴えても取り上げられず、保育士の人権はどこにあるのかと悲しくなるばかりです。国や県、市がもっとはっきりとした発出をしない限り、保育園は登園自粛という甘い感染リスク拡大が当たり前の中、ずっと働かなければいけない。何かあった時、誰が責任をとってくれるのか?保証は?と運営していても不安しかありません。この際、6歳以下の子どもがいる世帯全体の保証をしっかりさせて、仕事を休ませるなどの措置をとってくれたら、このような問題にも、リスクも増えないのではと思ってしまいます。 うちの園は自粛を協力してくださるご家庭が多いため登園する子どもが少なく、園長の私と主任が毎日出勤し、保育士はシフトを変更し、週2日、各午前、午後に出勤し、3蜜を少しでも防げるように対策しています。 もちろん有休扱いにも減額にもしていません。 毎日換気、消毒、検温、うがい、手洗いをし、ここから感染者がでないことを祈るように保育をしています。休園になれば、家で家族と共に過ごす時間もできるのに…と思ってしまう事すら、罪悪感にさいなまれる毎日を送っています。
[認可] 横浜市の対応はかなり遅い。今問題になっているのは一時保育利用をこの時期だけ受け入れなくなった園では70万ほど補助金が減ったという事例も聞いている。柔軟な対応を求めている。
[認可] コロナ終了の基準と、通常保育開始時の慣れ保育なしの保育が不安。
[認可] 自治体や国の判断が遅くて保護者も園も対応に困る
<川崎市・神奈川県>
[認可] 登園自粛などの自治体の判断が遅いこと。もちろんお忙しい中頑張ってくださっていることは重々承知です。
<習志野市・千葉県>
[認可] 登園自粛の要請が出たが、育児休暇中の新入園児が慣らし保育との事でこの状況の中でも通ってる家庭があることに疑問を持っている。 もちろん自粛してくれてる家庭が 多いが、12日以上自粛すれば保育園料が免除になるとの事で、計算して通っている子がいる。 自粛の要請なので、園側から強く休んで下さいと言えないのか…。 登園する子が少ないので、職員も順番に休みを頂いてるが、自分も市内の保育園に2人の子どもを預けながら働いてるので、できれば休みをもらって自粛したい。
<牧之原市・静岡県>
[認可] 利用者負担額の日割。5.1からは働きかけ認めてくれたが、4.30までは、可能な限り家庭での保育をとしていたにも関わらず、それはお願いであり、登園自粛要請には、あたらないと。日割を認めなかった。内閣府も市の判断によるとしている。おかしいと思ったので、各方面からはたらきかけたが、今も同じような所はあるはず。保護者はまだ気付かないだろう。後々、小学校等休業に伴う助成金にも影響があるかもしれない。少なくとも、全国一律の宣言下では、基準を決めるべき。広域利用の園児もいます。

5.子育て×政治座談会からの提言

アンケートから見えてきたことから3つの提言をまとめた。

提言①「感染予防のための資金と物品の援助を!!」

理由:補助金の使用期限が短い、物品援助を求める意見が見られた為。
・感染予防対策のための補助金の継続をする。
・必要な物品(マスク、アルコール消毒液など)を確保できない施設への支給を行う。

提言②「保育園・保護者に登園についてのわかりやすい基準を!!」

理由:区市町村で対応にバラつきがある、自粛という意味が保護者に浸透してないという意見が見られた為
・緊急事態宣言下における一律の基準を区市町村ではなく、国や都道府県が作成するようにする。
・登園自粛要請ではなく、臨時休園というより強い言葉での対応を求める。またその際の施設への通達を早く行う。
・保育を受けいれる家庭の就労基準(医療従事者、スーパーなど)を設定する。
・保護者に説明する文書フォームを作成する。

提言③「全ての乳幼児教育施設に財政支援を!!」

理由:認証、無認可保育園の保護者と認可保育園の保護者との間に保育料の格差が生まれる可能性がある為
・経営の負担を緩和する助成制度の創設、都道府県の協力金の活用を可能にする。

6.課題

・認可保育園の回答は多く見られたが、認証・認可外保育園の回答はあまり集めることができなかった。
・それぞれの区市町村の保育者の意見に触れてることはできた。一方で回答が少ないために細かい実態を捉えきれずにいた。
・アンケートを依頼していく際に、様々な意見をいただいた。今後はいただいた意見を参考にして今後の活動に活かしていきたい。

【謝辞】

ご回答くださった皆様、また、本調査の周知にご協力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。引き続き、子ども・社会のために繋がる活動を行えるよう努めてまいります。今後もどうぞ宜しくお願い致します。

【本調査に関する問い合わせ先】

任意団体「子育て×政治 座談会」担当:久保田
https://www.facebook.com/kosodate.seiji/


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